幼稚園生の男の子 二人が砂場で山を作っていた
その二人は砂場を独占して遊んでる悪い子供だ
私は砂場に駆け寄り山を踏み潰した
それは、まさに神の一撃の様に全てを破壊した
子供達はなす統べなく呆然としていた
私は、そのまま走り抜けその場から消えた
公衆トイレの裏からこっそりと砂場を見ると
砂場の占領者は、またも山を作り始めた
ふたたび山が完成したと同時に
神の右足で山を粉砕し子供では到底追い付けない神速でその場をから立ち去った
流石に心が折れた様で彼等は砂場から立ち去った
解放された砂場には多くの小さな子供達が集い
笑顔が溢れた
公園で最強の力を持つ神たる私は
皆の為に力で弱きを虐げる悪を挫いてきたのだ
しかし公園には何時しか不審者注意の張り紙がされ
人々は神を恐れ迫害した
神の居なくなった砂場は再び
強きが支配する弱肉強食の地に変貌したのだった。
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